上司は夜の暗闇に脅える

「欲求」のことを好きという人もいれば、嫌いな人もいるはず。なにも思わない人も。アナタにとって、「シュウマイ」はどう?
マカロン
ナポレオン
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息絶え絶えで熱弁するあの子と僕

暮らしたところが異なると食生活が違うのをいっしょに暮しだしてからすごく意識することになった。
ミックスジュース作ろうかと嫁からふと言われ、売っていたのかなと思ったら、自宅でも作るのが一般的らしい。
フルーツを色々と氷を投げ入れて、牛乳を入れてミキサーでシェイクしてすぐに完成。
自宅で味わい飲んだのは未知の体験だったが、めっちゃうまかった。
味わい深かったし、今でははまって、自分でもつくっている。

雨が降る祝日の深夜に微笑んで
夏休みが半分ほどたった頃の夕方。
「缶蹴り」で鬼役をしている少年は、とてもお腹をすかせていた。
捕まえても捕まえても、缶をけられて捕虜が脱走するので、もはや今日のカンケリは終わりが見えない、とガックリきていた。
へとへとに疲れて家まで戻ると、扉を開ける前に、今日の夕飯が何かわかった。
めちゃめちゃうまそうなカレーの香りに、少年は「やった!」と小さく叫んだ。

薄暗い火曜の午前に熱燗を

店内のお客様は、ほとんどが日本人だという様子だったのでその雰囲気にもびっくりした。
韓国で驚いたのが美容関係の店舗がぎっしり並んでいること。
それは、韓国の化粧品は肌の栄養になる成分が豊富に含まれているとか。
もちろん、美容グッズにも興味はあったけれど、店員さんの日本語能力にも感動した。
この分野の会話だけなのかもしれないが、日本語が支障なく話せている。
私は、旅行のために勉強した英語を使う気満々で行った韓国だったが、使わなくても大丈夫なようだ。
必要に駆られれば、努力次第で外国語を理解できるということを目にすることができた旅行だった。

騒がしく口笛を吹く彼女と冷たい雨
普段、なるべく大人しめのファッションが好きな私は、周りにビビられるけど。
コルセットやポーチやヘアーアクセサリーまで揃っていて、統一して使いたいと思えば節約生活になりそうだ。
それでも、ファッションは辞められない。

ひんやりした週末の夜に立ちっぱなしで

いつも、EくんがくれるMAILの内容は、何が話したいのかほとんど知ることが出来ない。
酔ってても酔ってなくてもよく理解できない。
しかし、Eくんが会社で作成したという、会社の商品の梅干しに関してと、募金についての文を読む機会があった。
意味の通じる文章書けるじゃん!と驚いてしまった。

勢いでお喋りする彼とオレ
海の近くに私たち家族は、家があり住んでいるので、近くで地震があった場合の津波を祖母が不安に思っている。
特に大地震後は、海からどれくらい離れているのかとか丘は身の回りにあるのかとか語る。
妻と俺も怖いのだけど、しかし、手軽に引っ越し先も見つかるわけではない。
だけれども、しかし、実際に高波がやってくるとなった折に逃げのびる経路を決定していないとと思う、だけど、しかし、海の横しか高台へ行く道路がないので、ちゃんと考えたら危険だと思った。

どんよりした金曜の夕方はシャワーを

蝉鳴き声も聞こえなくなった夏の晩。
少年は縁側に座って、西瓜をほおばっていた。
かじっては西瓜の種を庭に向かって吐き出していると、ときどきタネがうまく飛ばずに、自分の足に落ちる時もあった。
傍に置いているかとり線香の香りと、うちわで扇ぐ蒸し返す夜、それとスイカの味。
少年はそんな事を堪能しつつ、明日は何をして遊ぼうかな、と思っていた。

雨が降る平日の晩は立ちっぱなしで
旅に行きたくてどうしようもなかった所、それは静岡県の真鶴だ。
ここを知ったのは「真鶴」という題名の川上弘美さんの小説。
内容が深く、自分の幼い頭では、現在でも深い感動はしていない。
でも、話の中の真鶴の様子が好きで、まだ見ぬ地に憧れていた。
静岡県の、神奈川県小田原市の境目に位置する所が真鶴半島。
半島の先が真鶴岬。
岬の先、海面から頭を出しているのは、三ツ石という石が3つ。
真ん中の石の上には鳥居としめ縄があって潮が引くと歩いてたどり着ける。
縁があり、現実のこの景色を見ることができた。
私のキャノンの一眼の中身は真鶴の写真がいっぱい。
宿の経営者さんにここに住みたいと話すと喜んでくれた。

陽気に熱弁する兄さんと読みかけの本

太宰の人間失格を読破して、葉ちゃんの考えも分かるかもしれないと思った。
葉ちゃんは、人だったら誰だって持ち合わせている感情を、たくさん抱いている。
それを、自分自身に隠さないでお酒だったり異性だったりで発散させる。
クライマックスで、飲み屋のマスターが、「葉ちゃんは飲んでも飲まなくてもいい子だよ」と言う。
その部分で、主役の葉ちゃんは要領が悪いんだと、まじで気の毒になってしまう。

雲が多い水曜の朝に熱燗を
富士には月見草がよく似合うと言う有名な名言を表したのは文豪の太宰だ。
太宰はバスに乗って、御坂山塊を越えて、今の甲府市へ向かっていた。
そこで偶然乗り合わせたおばあちゃんが「あら、月見草」とつぶやく。
そこで、気付いた太宰の視界に映ったのが、月見草、同時に名峰富士だった。
富岳百景に記されたのこの話は、富士山を語るときに欠かさない。
多くの文芸に人気の、3776mの名山だ。
どの場所から見てもおんなじように綺麗な形をしているために、八面玲瓏という表し方が似合っていると口にされる。
全くだと思う。
私が好むのは寒い中で見る名峰富士だ。

道

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